電子回路設計技術者
◆電子回路設計技術者の仕事
ICや小型半導体チップなどの設計
コンピュータやデジタル家電、ICカードなど、小型集積回路(IC)や半導体チップは今や私たちの生活に欠かせないものとなり、これからも進化し続ける分野として期待されています。この小型集積回路などを作るために、シリコンのプリント基板に描く回路を設計するのが、プリント基板設計者とも呼ばれる「電子回路設計技術者」の仕事なのです。
たとえばIC製作には、設計・マスク製作・ウェハー製造・ICチップ製造・IC組み立て・製品検査など約200の工程があり、それぞれの工程に携わる人々をIC製造エンジニアといいます。この一連の作業の流れの中で、基本部分となるのが設計といえるでしょう。設計というので図面を引く作業だと思いがちですが、近年はコンピュータに特殊な言語で条件を入力し、計算によって出た回路を半導体上に再現します。人間が手で図面を描いていた頃に比べて飛躍的に進歩を遂げており、これからも進化する専門知識に対応していく力が必要になっています。では、どのように仕事を進行するのか見てみましょう。
1:仕事の依頼
新商品に内蔵する電子回路の設計依頼があります。度重なる打ち合わせによって依頼内容を具体化し、どういった機能を付随させるか決定します。
2:設計開発
コンピュータを使ってプログラミングを行います。依頼のあった電子部品がうまく作動するように、テストを繰り返しながら完成度を高めます。
3:試作から製造
設計をもとに試作品を作り、使用目的にあったものができたかどうかチェックします。合格なら製造へと流れます。
◆電子回路設計技術者への道のり
資格や免許を必要とする仕事ではありませんが、ある程度の学歴やそれに相当する知識が望まれます。大学へ進学するならば電子工学や物理を選択する人が多く、大学院まで進んで、より深い知識を身につける人も少なくありません。電子回路設計技術者として就職する場合は、電気製品関連メーカーの開発課や研究室が多く、大学の研究室に残り、メーカーと提携して製品開発に携わる人もいます。
◆電子回路設計技術者の関連資格
◎電気通信主任技術者
◎電気通信工事責任者
◎電子回路接続技能士
など
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