電気の資格いろいろVol.1~電気主任技者・電気工事士~

私たちが日々電気を安全に使えるために、電気に関するプロフェッショナルが活躍しています。電気のプロフェッショナルになるための資格をみていきましょう。

■電気主任技術者(第一種・第二種・第三種)

・どんな資格か

産業や生活に欠かせない電気を供給するために必要な、発電や送電の施設・設備を「電気工作物」と言います。例えば発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線などが挙げられます。これらの管理、保守、運用に関する監督にあたるのが電気主任技術者です。取り扱う事業用電気工作物の規模によって、第一種・第二種・第三種の資格があります。
最上級である第一種はすべての事業用電気工作物を扱うことができます。第二種は電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物、第三種は5万ボルト未満の事業用電気工作物を扱うことができます。
電気主任技術者は社会的評価が高い資格と言えるでしょう。

・資格をとるには

電気主任技術者の資格を取る方法は2つに大別されます。
1つは電気主任技術者国家試験に合格する方法です。理論・電力・機械・法規の4科目で合格する必要があり、第二種・第三種の試験では管理や制御についての知識も問われます。
もう1つは指定を受けた大学・専門学校などで所定の単位を修得し、実務経験を積んでから、実績を申請して資格を取得する方法です。
第二種・第三種電気主任技術者は専門学校に通い、無試験で資格を得る人も多いようです(要実務経験)。第一種電気主任技術者の難関度は相当高くなりますが、業界からのニーズが高い資格ですので、是非挑戦してみてください。

・将来性

電気工作物の工事やメンテナンスが不完全な場合、感電や火災など事故の恐れがあります。このような事態を防ぐには、やはり電気主任技術者の技能が必要となります。
この世の中から電気がなくなることはまずないでしょう。電気主任技術者は国の基盤つくりに欠かせない資格であり、今後もその重要さは変わることはありません。

■電気工事士(第一種・第二種)

・どんな資格か

先にも述べた通り、私たちの生活に欠かせない電気は、工事の際に少しでも誤った配線がされると、感電や漏電を引き起こし大災害につながります。このため、「電気の取り扱いは電気主任技術者」「電気設備工事は電気工事士」という風に役割が分担されています。
資格は第一種・第二種にわかれており、第一種電気工事士は住宅・店舗などの一般電気工作物からビルや工場、発電所など自家用電気工作物で最大電力500キロワット未満の設備工事に従事できます。第二種電気工事士は一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。

・資格をとるには

電気工事士の資格取得のためには国家試験を受ける必要があります。第一種・第二種とも筆記と技能の試験からなりますが、指定を受けた大学・専門学校などで所定の単位を修得すると、第二種電気工事士の筆記試験が免除されます。中には第二種の筆記・技能試験が免除になる指定を受けている養成施設もあります。
第二種電気工事士は試験合格後、都道府県に申請すれば免状が得られますが、第一種電気工事士の場合は実務経験を得るまでは免状を得ることができません。また、電気主任技術者や高圧電気工事技術者は所定の実務経験を積めば、第一種電気工事士の免状申請ができます。
工科系の専門学校に行くと、在学中に第二種電気工事士の資格を取得できるチャンスがあります。専門学校に通うということは、専門知識を得るだけではなく、今後の電気工事士としてのステップアップのためにも役立つでしょう。

・将来性

電気工事士は電気主任技術者の将来性同様、この世の中に電気があり私たちが利用し続ける限り必要不可欠なお仕事です。
電気工事士の資格取得後、電気工事会社はもちろん、ビル管理会社や通信設備会社など、電気に関するさまざまな分野で活躍できますし、実務経験を積めば独立開業も可能です。電気工事士は安定した需要のあるお仕事と言えるでしょう。

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